烈火のチャレンジャー 〜これが出来たら10万円〜:その4
新聞紙「さて、多くの挑戦者が倒れていきました」
Ring「そのハイライトをご覧いただきましょう」
MODEL DD3
〜歴代紅白歌合戦、どちらが勝ったか言えたら10万円!〜
DD3「去年くらいはわかるけど、他なんて知らねーよ!」
たまゆら
〜一回で落ちてくる薄い紙を箸でキャッチできたら10万円!〜
ゆら「せ、せめて菜箸くらいくれたって…」
リライト
〜絶対音感 この音が何の音かわかったら10万円!〜
リライト「ピアノの音だろ、それって。
え、そういうことじゃないの?」
蛍
〜この漢字が読めたら10万円!〜
蛍「こんなの…読めないよ…」
あさき「抗議する! 抗議する!」
無常の星「ちょっと、署まで来ていただけますか?」
αρχη
〜故事成語の意味を完璧に言えたら10万円〜
アルケー「え、違うんですか?」
新聞紙「…さて、続いてはコンポーザーグループより、Jimmyさんの挑戦です」
Jimmy「ども」
Ring「挑戦していただくのは『納豆丼全て食べたら10万円』です!」
Jimmy「10万円にしちゃあ、随分楽じゃあないか?」
新聞紙「いえいえ、ご飯の上に納豆が乗っかってるんじゃなくて
納豆の上に納豆が乗っかってるんです」
Ring「つまり、納豆 on 納豆、 全て納豆の丼です!」
Jimmy「パス」
新聞紙「続いて、DD4さんの挑戦です!」
DD4「大変ね、あなたたちも」
Ring「えー、『カラオケを上手に歌えたら10万円』です!」
DD4「あら、さっき月光蝶ちゃんがやってたじゃないの」
新聞紙「いえいえ、上手に歌うんですから、曲は自分で選べますし
全部歌いきる必要はありませんが…」
DD4「…なるほど」
Ring「さて、どの曲にします?」
DD4「くにたけ みゆき の『涙のregret』でお願いしますね」
DD4「なぜ〜♪ 人は夢を見るの〜♪」
新聞紙「さぁ、この採点機は100点満点中、79点以上で歌い終えると
賞金10万円獲得となります」
Ring「現在、97点、93点…おお、中々の高得点です!」
観客席より
ブラホラ「…どっかのテレビで見た企画っぽいな」
ホワトル「この後、頭に水がドバーッとかかるとか?」
デスラバ「粉がかかったりして」
DD4「あなたの〜♪ Tears〜♪」
新聞紙「採点の結果…89点! 賞金10万円獲得!」
Ring「文句なしの歌声でしたね」
新聞紙「では、DD4さん。
…どなたと?」
DD4「そうね、ブラホラ、ちょっと来て」
ライム「兄ちゃん…おめでとう!」
ホワトル「羨ましいぜ、全く」
イエパニ「ほらほら、姫様を待たせちゃいけないよ?」
ブラホラ「お前らなぁ…」
DD4「流石に、大人のキスは無理よ?」
ブラホラ「分かってるって」
新聞紙「……」(私もこういう人がいたらなぁ…って、仕事に集中っと)
あさき「あ、このボタン何?」
Ring「どっから忍び込んできたんだこの人」
あさき「ポチっとな」
新聞紙「そこを押すと床が…」
Ring「抜けるんだってば!」
DD4「キャッ!」
ブラホラ「うおっ!?」
新聞紙「それは、採点が79点以下だったときに使う仕掛けだったのに…」
Ring「裁きさん、後、よろしくね」
裁き「わかりました、さぁ、こちらへ…」
あさき「ちょ、待って、ね? 話し合えばわかるから、ね……」
ブラホラ「…お前も女の子らしい声を出すんだな」
DD4「失礼な人ね」
新聞紙「大丈夫ですか?」
Ring「むしろ、親密そうですねぇ…」
ナレーター「続いてのチャレンジャーはコンチェであった。
コンチェは納豆丼を食べきることは出来ず、
10万円を手にすることは出来なかったのである…」
コンチェ「え、これで出番終わり!?」
ゆら「私なんて、3行で終わりでしたよ…」