ささきっさ:その20

※アニュス君、久々の登場です。


落「〜♪」
蒼「何やってるのお姉ちゃん?あ、CSV2!次やらせて!」
落「うん、私がDD573コースをクリアできたらやらせてあげる(DD3め…)」
百「ていうか貴方達、今仕事中なんだけど」
タイピ「そうですよ。クリスマスが近くて忙しいんですから…ん?CS?…アッー!」
ゆら「タイピさん!?まさかマスターピースでの24時間放置プレイのトラウマが!?」
タイピ「ちょっと出かけてくるです!」
百「あ!ちょっと!もう…」
落「それじゃあ探しn」
百「仕事しなさい。ただでさえ大変なんだからこれ以上人手が減ったらハザード落ちしちゃうわ」
蒼「む〜、お姉ちゃんはタイピちゃんが心配じゃないの?」
百「あの子だってもう子供じゃないんだから大丈夫でしょ。仕事がおわっても戻って来なかったら流石にマズいけど」
蒼「う〜ん…(CSかぁ…そういえばもうすぐCSハピスカの…)あ!うん、そうだね」

(・ω・)つそして

いやーっはははーい!(注:ドアの開く音です)
蛹「は〜い、あれ?タイピちゃんどうしたのそんな格好で?」
タイピ「ハァ…ハァ…アニュス…は…?」
蛹「アニュス君?なんか、ついさっき『用事を思い出した』とか言って携帯も持たずにでかけちゃったの。どうする?ここで待ってる?」
タイピ「いえ…結構です…」
蛹「でもそんな格好じゃあ風邪ひいちゃうよ?」
タイピ「大丈夫と言ったら大丈夫なんです!」
ダッ!
蛹「あ〜あ、行っちゃった」
鬼姫「どうしたんじゃろうか?」
この子「さぁ?」

(・ω・)つその頃

ケチャ
ゆら「あら、いらっしゃいませアニュスさん。こちらのお席に…」
アニュス「いえ、結構です。あの…タイピちゃんは…」
百「あぁ、さっき携帯も持たずに出かけちゃったわ。ここで待ってる?」
アニュス「あ…(しまった…携帯忘れた…)いえ、結構です。それじゃあ」
蒼「あ、アニュス君」
アニュス「はい?」
蒼「今度タイピちゃんを泣かしたら絶対に許さないからね♪(ボソッ)」
アニュス「わかってますよコンチェさん。それじゃあ」
落「コンちゃんアニュス君に何囁いてたの?」
蒼「ん、タイピちゃんがちゃんと戻ってくるようにおまじない。チュッパチュピトゥー」
落「…?変なコンちゃん」

・ω・)つそして

タイピ「ハァ…こんなことならコートの一枚でも羽織ってくるべきだったです…それにウェイトレス服のまんまですし…」
大和「何あれ?コスプレ?」
ブレイクダウン「さぁ?そんなことより早くカルマ君達との合コン行くわよ撫子!」
タイピ「へっくし!う〜凍え死にそうです…もしかしてアニュスはまた私に黙って弐寺に…うっ…そんなの…うぇっ…絶対に…ひっぐ…許さないです!」
アニュス「やっと見つけた…」
タイピ「アニュス…今までどこほっつき歩いてやがったですか!CS入りの前の日ぐらい大人しく家にいろです!」
アニュス「ごめんねタイピちゃん。でも、どうしてもタイピちゃんに会いたかったんだ」
タイピ「え…」
アニュス「タイピちゃんも知っての通り、今回はCS界だからね…そう簡単には帰って来られない…だから、その前にタイピちゃんに会わなきゃって思ったんだ」
タイピ「アニュス…私はてっきりもうCS界に行ったんじゃないかって…」
アニュス「そんなことするわけないよ。約束したでしょ、もう二度とタイピちゃんを泣かせない。泣かせる奴は絶対許さないって」
タイピ「アニュス…へっくし!」
アニュス「あ〜、もう、そんな格好で外に出るから…何でコートも着ないで…早く帰ろう」
タイピ「な、何でって…それは…その…アニュスが私のた、た、た…」
アニュス「た?」
タイピ「たい…クシュン!」
アニュス「(退屈…?)ほら、これ着て」
タイピ「え、良いですよ別に…」
アニュス「ダメ。タイピちゃんに風邪なんかひかれたら弐寺で集中できない」
タイピ「はぁ、そんなに言うなら…でも大きすぎですよ」
アニュス「ごめんね。でもタイピちゃんが風邪なんかひいたら(君のお姉さん達に何されるか)心配で…」
タイピ「アニュス…それにしても歩きづら…きゃあ!」

ズコーッ!

アニュス「タイピちゃん!?」
タイピ「痛ッ!足が…」
アニュス「大丈夫タイピちゃん?ほら」
タイピ「何やってるですかアニュス?」
アニュス「歩くのが辛いならおんぶしてあげるから」
タイピ「な!?い、良いですよ別に!まぁ…どうしてもって言うならおぶらせてやるですが」
アニュス「じゃあ遠慮なく」
タイピ「わ!い、いきなりはやめろです!」
アニュス「ごめんねタイピちゃん。それじゃあ行こうか」
タイピ「あ…はい…(アニュスの背中…細いけど…すごく…暖かいです…)」

(・ω・)つそして

百「営業終了!みんな!タイピを探しに行くわよ!」
落「おーっ!」
ゆら「あら、コンチェさんは行かれないのですか?」
蒼「うん、留守番は必要でしょ」
デパチャ「それじゃあ頼んだぜコンチェ!」
蒼「うん、いってらっしゃい。さてと…今日中に戻ってくるならそろそろだけど…それとも嬉し恥ずかし朝帰りかな?」

ケチャ
アニュス「こんばんは」
蒼「(チッ…朝帰りは無かったか、意気地無しめ…)こんばんは。タイピちゃんは?」
タイピ「スー…スー…」
アニュス「この通り寝ちゃってますよ」
蒼「そっか、それじゃあベッドに運ばないとね」
アニュス「はい」
蒼「弐寺にはもう行っちゃうの?」
アニュス「ええ、フラゲ組のためっていうのも有りますし、後は…改めてお別れを言っちゃうと、お互い悲しくなって泣いちゃいますから」
蒼「へぇ、アニュス君も泣くんだ。あ、それだったら手紙とか書いてってあげたらどうかな?」
アニュス「何気に失礼なこと言われた気がしますが…良いですね。手紙」
蒼「でしょ?CS入りしても欠かさず書かないとダメだよ」
アニュス「ええ、わかってますよ」
蒼「うん、それじゃあ頑張ってね」
アニュス「はい。それじゃあ行ってくるよタイピちゃん」

チュッ

タイピ「ん…アニュ…スゥ…」

(・ω・)つそして
百「何で戻って来てたのなら連絡くれないのよ!」
蒼「ごめんごめん、でも、みんな携帯忘れていったし」
落「う…それで、タイピちゃんは!?」
蒼「まだ寝てるよ。もうすぐ起きてくるんじゃない?」
タイピ「う…アニュ…スゥ…アニュス!?」
蒼「おはようタイピちゃん」
タイピ「おはようです…あれ…私…確かアニュスの背中で…」
蒼「はい、これ。アニュス君から」
タイピ「手紙?」

ータイピちゃんへ
この手紙を読んでる時には、僕はもうCS界に行ってしまっているかもしれない。
これは僕のわがままかもしれない。だけど決して泣かないで欲しいんだ。
タイピちゃんが泣いていると、僕まで悲しくなってしまうから…だから笑顔で…僕のことを応援していて欲しいんだ。
タイピちゃんが笑っていてくれるなら…僕は何度ハードクリアされても大丈夫だから。
アニュスより

タイピ「アニュス…泣かないですよ私は…いつまでも子供じゃないんですから」
蒼(うんうん、また一つ成長したみたいだね。良いことだ)
タイピ「あれ?そういえば何で私パジャマ着てるですか?昨日は制服のまま寝ちゃった気が…」
蒼「ああ、それはね、私は別に良いって言ったんだけど、アニュス君が『シワになるとマズいですから』って言って着替させてくれたの。別に予備があるから良いのにね」
タイピ「な…な…なぁー!?」
蒼「タイピちゃん!?」
タイピ「アニュスー!戻ってこいですー!私の裸を見るなんて…笑顔で何回でもハザードクリアしてやるですー!」
蒼「あ、あわわわわ(う〜ん、余計なこと言っちゃったかなぁ?)」
タイピ「初めて裸見られたのがこんな形なんて認めないですー!!!!」

アニュス「(;゜Д゜)ビクッ」
ワンモア「どうしたのアニュスさん?初めてのCS弐寺で緊張してるの?」
アニュス「い、いえ、平気ですよ」
ワンモア「ふ〜ん?よーし頑張るぞー!」
アニュス(何だったんだ今の殺気は…)


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