V3のでる頃に・その8
??「今日ここでした話は全て内緒です。絶対に他言無用でお願いします。
特に・・・・pot-pourri
d'orangeさんには絶対に知られないようにして下さい。」
トッカータ「ポプリドランジュ・・・・・ってポプリのことか!?なんでだよ!
・・・・事件に関係あるっていうのかよ!?」
??「・・・ん〜、捜査上の都合、ということなんです。」
トッカータ「煙に巻くなよ!ポプリは俺の大切な仲間だぞ!!」
食って掛かるが男は特に気に留める様子もない。
??「言っても良いですが、気を悪くしないで下さいね。
・・・・ギタドラで起こった一連の事件は、曲ぐるみで引き起こされている
可能性があるのです。」
トッカータ「・・・・・・そ、そんなことあるわけないじゃないか!!
第一、証拠はどこにあるんだよ!?」
??「証拠はありません。しかも過去の事件は個々に解決し、
いずれの犯人もギタドラとは直接関係ありませんでしたしね。
・・・でも、毎年ロケテ期間に曲の仇敵が削除される!
それだけで充分に疑えると思いませんか?
・・・・でも、怖いのですよ、被害者の事件との関連性が
徐々に希薄になっていくのが。」
トッカータ「何がだよ・・・!」
??「つまり、曲やプレイヤーの敵でなく、よそ者だと言うだけの理由で
犠牲になりつつあるんですよ。」
トッカータ「じゃあ・・・来年の被害者は・・・・「版権曲」から選ばれるっていうのか!?」
このギタドラで、他に版権といったら・・・・・俺だ。
じゃあ・・・・次の犠牲者は・・・・俺だって言うのか・・・ッ!?
トッカータ「でも・・・それとポプリとどう関係があるんだよ!?」 ??「今日ここでした話は全て内緒です。絶対に他言無用でお願いします。
特に・・・・pot-pourri
d'orangeさんには絶対に知られないようにして下さい。」
トッカータ「ポプリドランジュ・・・・・ってポプリのことか!?なんでだよ!
・・・・事件に関係あるっていうのかよ!?」
??「・・・ん〜、捜査上の都合、ということなんです。」
トッカータ「煙に巻くなよ!ポプリは俺の大切な仲間だぞ!!」
食って掛かるが男は特に気に留める様子もない。
??「言っても良いですが、気を悪くしないで下さいね。
・・・・ギタドラで起こった一連の事件は、曲ぐるみで引き起こされている
可能性があるのです。」
トッカータ「・・・・・・そ、そんなことあるわけないじゃないか!!
第一、証拠はどこにあるんだよ!?」
??「証拠はありません。しかも過去の事件は個々に解決し、
いずれの犯人もギタドラとは直接関係ありませんでしたしね。
・・・でも、毎年ロケテ期間に曲の仇敵が削除される!
それだけで充分に疑えると思いませんか?
・・・・でも、怖いのですよ、被害者の事件との関連性が
徐々に希薄になっていくのが。」
トッカータ「何がだよ・・・!」
??「つまり、曲やプレイヤーの敵でなく、よそ者だと言うだけの理由で
犠牲になりつつあるんですよ。」
トッカータ「じゃあ・・・来年の被害者は・・・・「版権曲」から選ばれるっていうのか!?」
このギタドラで、他に版権といったら・・・・・俺だ。
じゃあ・・・・次の犠牲者は・・・・俺だって言うのか・・・ッ!?
トッカータ「でも・・・それとポプリとどう関係があるんだよ!?」
??「詳しくは申し上げられませんが、pot-pourri d'orangeさん含め一家は騒動時の旗頭だったのです。
それも過激な、ね。」
ポプリが「戦った」ことは知っている。
・・・だが一家が抵抗運動のリーダー格なのは始めて知った。
トッカータ「・・・ポプリの一家が・・・・一連の事件に関係しているとでも言うのかよ?」
??「そうまでは言いません。もしもそうだったら、一番確率が高い、それだけのことなんです。」
よく解らない説明だった。
俺の、本当に知りたい部分はさっきから見事にはぐらかされている気がする。
??「誰が一体どれだけ関わっているのか、まったくわかりません。
・・・・・・・だからこそ、村人に口外して欲しくないのです。
では、みんなに心配させたくないから内緒・・・・って言うのはどうです?」
俺は露骨に渋い顔をして返事の代わりとした
・・・・それは充分に伝わったようだった。
結局、男のいうとおりに事が進んだのが面白くなかったが、仕方なかった・・・・。
トッカータ「わかりました。俺だけの秘密にします。それでいいですよね。
・・・えぇと、名前、」
泉「ギタドラサウンドディレクターの泉です。なんならむっちゃんでもいいですよ?」
トッカータ「あ、いや、泉さんでいいです・・・・。」
泉「・・・時間を取らせ過ぎました。お友達を待たせていますよね?もう戻った方がいいでしょう。」
車から出ると、茹るような熱気がぶわっと襲ってきた。
車の外は凄まじい熱気だ。今日はこんなにも暑い日だったんだっけ・・・?
機械的な涼しさの車内とは対照的に、意地悪するような暑さ・・・・。
まるで、ギタドラという世界に急に嫌われたような・・・・そんな悲しい錯覚がした。
泉「今までのように自然に生活して下さい。
その中で見聞きしたことを教えてくだされば結構なんです。」
俺は泉さんに一礼すると、みんなのところに足早に戻って行った。
泉「またお会いしましょう。さようならトッカータくん!」
俺は振り向きもせず戻った。