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知ることと知らないこと・2


DD兄妹家にて。
「兄妹」とはあるが、DD4以外はみな野郎で
実際ほとんど男だらけではあるが…。


プルルルル…。
電話が鳴る。
とある人の意見を尊重し、この家ではコードレスの電話が無い。
ガチャ。
受話器をとる。
とったのは兄妹の長男、DAY DREAMだ。

DD「もしもし?」
 「あー、その声はDD1か。俺だ、泉父さんだ」
DD「あ、父さんか」
泉「まぁ、突然で悪いんだけどさ、今日休みになったかさ。
  お前らの家行くから、もう市内の駅に到着してるし」
DD「父さん、それは急すぎ」
泉「大丈夫、晩飯の時間までいるから」
DD(晩飯食うために行くんだろ、どーせ)
  「…わかった、とりあえず他のヤツに伝えとくよ」
泉「じゃーな」

DD2「父さんからの電話?」
そう声をかけてきたのはDD兄弟の次男坊、MODEL DD2だ。
DD「もう市内の駅にいるんだと」
受話器を投げ捨てるように戻したDDはそう言って
座っていた座椅子に戻っていった。
DD3「兄貴よ、父さんは何て行ってたんだ?」
別の部屋から出てきた三男坊MODEL DD3が言う。
DD「晩飯の時間までいる…ま、晩飯食うためだけに来るんだろ?」
DD2「父さんがいれば、食卓の人数も増えるから楽しめるんじゃあ…」
DD「食費も増えるからな」
吐き捨てるように言い、ポケットからタバコを取り出して
テーブルにトントンと叩いた。
彼曰く、タバコがよくなる…らしいが。

DD4「そうなの? もう冷蔵庫に何も無いわよ」
DD兄妹唯一の女性、MODEL DD4が
冷蔵庫の中を見て言った。
野郎だらけの兄弟の中で唯一の女性であるが故に
炊事、洗濯、家事全てをまかなっている。
DD3「じゃあ、誰か買出し行くしかねーな」
DD2「DD5はどっか出かけたし…」
DD「ここはだな」
DD2「順当に行けば」
DD3「あいつしか」
DD4「いないわね…」

一同「DD6、出番よ!!」

兄弟の五男、下から『2番目』のMODEL DD6である。

DD6「何? 今もう少しでハイスコアに到達するとこな」
DD「晩飯の買出しな」
DD3「任せたぞー」
DD4「買うもの、これに全部メモしてあるからさ」
そう言うとDD4はTVゲームをしているDD6に
ほぼ強引にメモを渡した。
が、TVゲームをしていたのは一人ではない、二人だ。

DD7「あのー、僕は?(´・ω・`)」
DD兄弟の末っ子、MODEL DD7である。
DD「あー、そうか。 DD7がいたな」
DD4「…この子に任せましょ」
DD3「賛成」
DD7「え? え?」

末っ子ゆえに、上の人たちの命令は絶対である。
買出しの命令は当然である。

DD「あ、タバコ切れてるわ、買ってきて」
DD3「喉渇いたからジュースよろしく〜」
DD4「ティッシュも無いんだったわ、よろしくね」
DD6「週間ナルカディア、今日発売だったからさ、分かるよね?
DD7「(´・ω・`)……」

DD2「ねぇ、DD7」
DD7「DD2兄ちゃん!」
DD2「ほら、買い物のメモ忘れてるよ」
DD7「(´・ω・`)」
DD2「みんな頼んだものも追加してあるからね」
DD7「(´;ω;`)ブワッ」


この話し合いの末、DD7が自転車を走らせた。
彼は泣きながら、自転車を漕いでたという……。


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